MLBの選手会のトニー・クラーク氏は、現在、投手の故障が相次いでいることについて、「ピッチクロック」が影響しているという声明を出した。
2023年シーズンから開始された、試合時間の短縮を目的として導入された、投手が打者に投球するまでに使える時間を制限する仕組み。
さらに、2024年シーズンでは、ランナーがいる場合の投手が使える時間が20秒から18秒に変更された。ベースランナーがいない場合は15秒で変更なし。
試合時間の短縮を目的としてその効果は絶大で、2022年シーズンの平均と比較しても「約24分」試合時間が短縮された。
MLBの試合を観ていると、本当にこのルールで違反を取られる場面が多い。
投打で大谷翔平選手が違反を取られたニュースも記憶に新しいだろう。
しかし、このルール、メリットだけではない。
テキサス・レンジャーズに所属しているマックス・シャーザー選手は、下記のように言っています。
ピッチクロック導入後は、肘の状態がより深刻だと医師に言われたそうです。
故障者が続出している原因について、MLB機構は反発しており、「ピッチクロックが故障の増加につながったという証拠はない」「球速アップやスピンレート上昇の影響が大きい」と反論しています。
この導入後のさらなる短縮について、SNSではさまざまな声があります。
テレビ放映のために試合時間を短縮するために3時間を切ろうという目標は理解できる。
しかし、3時間を切ったのにさらに短縮しようとするのは理解できない。
ピッチクロックを導入することで、自分の間で投げることが出来ないから肩、肘に負担がかかって怪我するのが増えた。
さらなる短縮には反対する意見が多く、今後の動きがきになるところである。
大谷翔平選手への影響
大谷翔平の執刀医も「ピッチクロック導入後、投手の肘の故障がより重くなった」とコメントしている。
個人的にも、大谷翔平選手の代わりはいないのだから、せめて故障のないように無理なピッチクロックの導入は考えていただきたいところだ。
今シーズンの登板はないと思っていたが、2025年シーズンに復活できる可能性は50%との記事もある。
50球程の投球練習は行なっているようだが、今後の動きに注目だ。
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